マニャーナの法則 明日できることを今日やるな (評価:☆5)

レビュー

仕事に必要以上に緊急性を与えない」「クローズ・リストを活用する」などの考え方を基本としたとても実践的な仕事術。誰でもすぐに取り組むことができる。GTDともうまく整合性がとれるので、早速自分のシステムに取り入れた。

メモ

仕事のシステムをつくる7つの原則

  1. 明確なビジョンをもつ (目的を明確にし、その達成に向けて力を集中する)
  2. 一事に集中する
  3. 少しずつ頻繁に行う
  4. リミットを設ける
  5. 「クローズ・リスト」を使う
  6. 突発の仕事を減らす
  7. コミットメントと興味を区別する

マニャーナの法則

  • 効率のよさ=想像力×整理のレベル
  • 「心から『イエス』と言えるか?」と自分に問いかけ、本当の仕事にだけコミットメントをする
  • 仕事の緊急の度合いを(1)今すぐ(2)今日中に(3)明日やるの3つに区分し、そのうち『明日やる』を基準とする
  • 1日にやるべき仕事は『オープン・リスト』ではなく、『クローズ・リスト』で管理する
  • 同じ種類の仕事を集めて、次の日にまとめてバッチ処理をする
  • 手間のかかるタスク(=プロジェクト)は細分化する
  • タスクは『タスク・ダイアリー』で翌日にまとめて処理する
  • 毎日する仕事は『デイリー・タスク・リスト』で管理する
  • 自主的な仕事は『ファースト・タスク』で片付ける
  • 『ファースト・タスク』に向く仕事は次の3つ
    1. 「やり残し」を片付ける
    2. 仕事のシステムを修正する
    3. プロジェクトを進める
  • 「To Do(すつるもりの)リスト」のかわりに「Will Do(すると決めた)リスト」を使う

システムの復旧方法

  1. 「Will Doリスト」を作成し、実行する
  2. 仕事に大きな遅れがあれば、「やり残し」を宣言し、「ファースト・タスク」で処理する
  3. システムの点検を行う
    • 効率よく働いているか?
    • 仕事を抱えすぎていないか?
    • 十分な時間があるか?

プロジェクトへの取り組み

  • 「継続作業のプロジェクト」は長期間少しずつ繰り返す → デイリー・タスクとして
  • 「複数要素のプロジェクト」はタスクに分解して処理する → タスク・ダイアリーで
  • ガイドライン
    1. 期限のあるプロジェクトは緊急性の低いものから着手する
    2. 期限のないプロジェクトは「ファースト・タスク」の候補にする


システム全体のチェックリスト

  1. 毎日、その日の仕事の「チェック・リスト」を作成している
  2. 「Will Doリスト」にある仕事は、毎日確実に終わらせることを目標にしている
  3. リストにない仕事をしたら、後でも必ずリストに書き加えておく
  4. 「Will Doリスト」の仕事が3日続けて完了できなければ、システムの点検を行う
  5. メールは翌日にまとめて処理する
  6. 書類は翌日にまとめて処理する
  7. 留守電のメッセージは翌日にまとめて処理する
  8. 「タスク」は翌日にまとめて処理する
  9. 「タスク・ダイアリー」で、対応の必要な仕事を、翌日、またはその後の日に記入している
  10. 「Will Doリスト」のうち、毎日、一番はじめに「ファースト・タスク」に取りかかる
  11. 「ファースト・タスク」のリストは取りかかる順番で整理する

マニャーナの法則 明日できることを今日やるな

マニャーナの法則 明日できることを今日やるな