展示会によくある光景

INTEROPが6月5日から幕張ではじまるようだが、今年はどうも行く暇はなさそうだ。こういう展示会(残念ながらIT系のものしか行ったことがない)に行くと、いつも気になるというか若干不快に思うことがいくつかある。まああまり大したことではないのだが、例えばこんなこと。

  • 自社のブースの前で明らかに関係者とわかる人間がたむろして雑談している(客に興味なし)
  • ブースに近づいてきた人に手当たりしだいにとりあえず製品カタログを押し付ける(自己満足)
  • ブースを見ていると頼みもしないのに製品の説明を始める(親切の押し売り)
  • アンケートへの記入や名刺を要求する見返りとして、ちょっとしたおまけをくれる(モノでつる)

もしかするとIT関連だけじゃないのかもしれない。一度でも行ったことがあれば多分誰でも経験するはずだし、あまりいい印象は持たないだろうと思うのだが(少なくとも私はそう)、展示する側になるとなぜそうしたことを忘れてしまうのか?あるいは全然考慮しないのか?


以前読んだ「愛されるサービス」という本ではサービスの基本3要素として以下をあげている。

  1. アンティシペイション [事前予知力]
  2. リコグニション [顧客認知力]
  3. オペレーション [運営力]

先ほどの話にあてはめて考えるとアンティシペイションが全然なってないということだろうか。お客様が何を望んでいるのかをすばやく察知する能力。もちろん人によって望むことはそれぞれ異なるはず。説明して欲しそうな客には積極的に近づき、私みたいに静かに自分のペースで見たそうな人にはあえて話かけない。いわゆる普通のお店なら誰もが考えてやりそうなことなのに。

たかが展示会と思うかもしれないが、そこから商談につながる可能性もあるんだし、製品・サービスを売っている立場であればそういうことにもっと敏感になるべきだと思うのだけど。