IDF技術分科会 (第2回)

このところなんだかやけに忙しくて、ここの更新も滞り気味。

さて先日、IDFの分科会にまたもや参加してきた。

デジタル・フォレンジック研究会 - 技術 分科会 (第5期 第2回)

開催日時:7月23日(水) 19:00〜21:00
 題目:「FTK2.0を使用したフォレンジック調査」
 総合司会:萩原 栄幸 氏(IDF技術分科会主査/IDF理事)
 講師:杉山 一郎 氏(株式会社UBIC フォレンジック事業部)
 司会:西山 俊彦 氏(株式会社UBIC/IDF技術分科会幹事)
 開催場所:東京都南部労政会館 第4会議室
 
■ご講演内容   
 FTK2.0を使用したフォレンジック調査における特徴を解説します。

(1)AccessData フォレンジックソフトウェア製品群紹介
   FTKImager
   RegistryViewer
   PasswordRecoveryToolkit
   ForensicToolKit2.0

(2)FTK2.0の導入
   インストールPCのスペック
   ケースファイルの作成

(3)FTK Imagerを用いた簡易調査
   フォレンジックイメージに対応した証拠ファイルの取得
   アクセス時間を更新しない簡易閲覧

(4)FTK2.0の調査タブ紹介   
   Overview/Explorer/Graphics/Email/Search/Bookmark

(5)FTKの特徴的調査テーマ
   日本語を含むindex検索
   ごみ箱から消したファイルの調査
   消去ファイルの復元
   使用ファイル・ショートカットの調査
   インターネットキャッシュの調査
   実行ファイルの調査

ツール紹介第2弾ということで、前回の EnCaseに続いて今回は FTK。ただし、本当にツールの説明(というか製品紹介)のみに終始したため、残念ながらあまり参考になるような内容はなかった。前回のネットエージェントさんのほうがよかったな。

調査・解析の現場でツールをどう有効活用するかとか、ツールの限界とか、もうちょい突っ込んだ話にならないものかなぁ。事務局に要望として出してみようか。