CSEC/SPT 研究会@IISEC
というわけで、第41回 コンピュータセキュリティ(CSEC)研究発表会に行ってきた。今回は新しい研究グループである「情報セキュリティ心理学とトラスト(SPT)」との合同である。
情報セキュリティへの心理学的なアプローチについては、まだまだこれからという研究分野なので(関連する研究はすでに多数あるが)、とても興味深い。今後も継続的にウォッチしていきたい。
いくつか気になったネタのリンクだけメモ。
- 内田先生のスライド資料はここにある
- Social Engineeringに関する研究
- 内部犯罪者に関する研究
- 環境設計による犯罪予防 CPTED(Crime Prevention through Environmental Design)
- SHELLモデル、Pm-SHELLモデル
- ヒューマンファクターの分析を行うモデル。元々は航空機事故の分析に用いられた。Pm-SHELLは医療向け。
あと e-Forensics2008の参加報告の中で、デジタル・フォレンジック分野に関連するカンファレンス等が紹介されていたので、まとめておく。
- DFRWS (Digital Forensics Research Workshops)
- IFIP Working Group 11.9 on Digital Forensics
- SADFE (Systematic Approaches to Digital Forensics Conferece)
- ADFSL (The Association of Digital Forensics, Security and Law)
- International Conference on IT Incident Management & IT Forensics
- Open Source Software for Computer and Network Forensics (OSSCoNF)
- e-Forensics (International Conference on Forensic Applications and Techniques in Telecommunications, Information and Multimedia)
e-Forensics2008は、参加者70名ほどで日本からは2名だったらしい。ちなみに私は昨年DFRWSに初めて参加してみたのだが、参加者100名強くらいで、日本からの参加はやっぱり2名だった。ICDFは今年1月に京都で開催されていることだし、他でももう少し日本の存在感を出していきたいところ。さて今年はどうするかな。
(まあ行ってもただ聞いているだけじゃダメなんですけど。)