週4時間の仕事術(The 4-Hour Workweek) 〜生産性だけじゃなく人生を劇的に向上させる方法〜
from "The 4-Hour Workweek: Secrets of Doing More with Less in a Digital World" (SXSW)*1
先月、1週間に4時間しか働かない人の仕事術というとても刺激的な内容のエントリを見つけた。3月にテキサスで行われた South by Southwest(SXSW)というカンファレンスの講演内容を翻訳したもので、パレートの80-20の法則をどのように適用して重要なことにフォーカスするかや、電子メールの処理方法など、生産性を向上するためのテクニックが紹介されている。(今日の時点で)はてなブックマークで1300人以上の人がブックマークしている人気エントリでもあり、かなりの人が興味を引かれる内容だったと思う。
自分もとても興味深く読ませてもらったのだが、それから1ヶ月近くたっても何故かその内容が気になり、何度もチェックしてしまう。そこでせっかくなので元の講演のポッドキャスト(MP3)も聞いてみることにした。聞いてみてわかったことは、上記の紹介エントリの内容が実によくまとまっているということと、プレゼン全体の構成や自分には大事だと思われるポイントが省略されているということ。あと講演者であるティム・フェリス(Tim Ferriss)さんは最近本を出したばかりでプレゼンはその著書の内容を紹介しているということだった*2。(ただし自分の英語力では細部は聞きとれていない)
そのあとlLifehacking.jpさんで紹介エントリが書かれたこともあって調べてみたところ、著者のブログやこのプレゼンの参加者が書いたブログなども見つけることができた。内容とあわせてまとめて整理しておこうと思う。
内容のメモ
上記のエントリでは触れられていなかった点について補足。
- 自分に問いかけるべき重要な2つの質問
- もし引退する(仕事をやめる)という選択肢がなかっとしたら、つまり死ぬまで働き続けることができるとしたら、自分の選択はどう変わるか?
- 自分の仕事はスケーラブルか? 仮にメールの量、顧客やプロジェクトの数などが今より10%増加したとしたら、それでも自分の仕事は問題なくできるだろうか?
- 自分の人生をコントロールするためには、次の3つを管理することが必要
- 時間 -- Time
- 収入 -- Income
- 場所(に依存しないこと) -- Mobility
- 4つのフェーズで人生をコントロールする
- Definition: 自分が何をやりたいのか(do)、何になりたいのか(be)、何が欲しいのか(have)を明確にすること。何が重要なのかを定義すること。パレートの法則(80/20)やパーキンソンの法則を活用する。
- Elimination: 無駄を省いて効率よく仕事をすすめる。似たような仕事はまとめてやる。余計なタスクスイッチをしない。メールのチェックは1日2回(11a and 4p)。朝一番にメールは見ない。かわりに最も重要な仕事をやり昼前に終わらせる。
- Automation: 重要だけれども時間がかかる仕事はなるべくアウトソースする。
- Liberation: オフィスを離れて仕事をする時間を作り、生産性をあげる。
プレゼン参加者のブログ
講演者の本
ちなみに本も読んでみたくなってAmazonで購入。こっちもあとでレビューしたい。(けど読むのに時間がかかりそう…)
The 4-Hour Workweek: Escape 9-5, Live Anywhere, and Join the New Rich
- 作者: Timothy Ferriss
- 出版社/メーカー: Harmony
- 発売日: 2007/04/24
- メディア: ハードカバー
- クリック: 4回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
*1:講演の音声ファイル(MP3)は以下から入手可能。http://2007.sxsw.com/blogs/podcasts.php/2007/03/
*2:ちなみにこの本はAmazon.comでベストセラーになっている。5/18時点では20位。