ToDoリストにやる事(解決策)ではなく、解決すべき課題を書くとうまくいく?

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silk and spinach: listing problems instead of solutions


ソフトウェア開発に携わるブロガーが、自分でも気付かないうちに(?)起きた変化について述べている。それはToDoリストに解決策(例:AというクラスをBとCのクラスに分割する)を書くのではなく、問題点(例:Aというクラスが大きすぎる)を書くようになったというもの。そしてそれがとてもうまくいっているとのこと。


その理由について、ToDoリストに項目を書いてから、実際にそれを実行するまでの時間がポイントになっているようだ。その間に同じ場所にあるコードを修正するかもしれないし、他の修正をした際に一緒に問題が解決するかもしれない。あるいは最初に思いついたものよりもっといい解決策を思いつくかもしれない。いずれにしろ、本当に必要な時になってはじめて解決策を決定することによって、より適切な判断ができることになるということのようだ。Lean Programmingの4番目のルールである「Pull from Demannd (Decide as Late as Possible)」を引用して、このルールのいい例だとも言っている。


このブログを紹介しているWeb Worker DailyのエントリではGTDのNext Actionsの代わりに、このアプローチを採用するのはどうかと奨めている。少し複雑なプロジェクトを考える時には確かに有効かもしれない。だが次のアクションが不明確になるというデメリットもありそう。場合によって使い分ける必要があるかも。