ライフハックス−鮮やかな仕事術 (評価☆3)
レビュー
ライフハックス本といっても単なるツールの紹介だけでなく、ライフハックスの心理学的な側面についても触れている点が◎。(著者は脳科学、心理学の専門家。)だが全体的にはイマイチの内容。
ツールとして、GmailやGoogle Calendar、あとで読むなどを駆使するあたりは、いまどきの流行か?アナログ情報の整理法としては野口先生の「超」整理法を絶賛している。
メモ
- 心理学的視点に立って考えると、重要なのはストレスを減らしつつ、なおかつ仕事に生産性を求め、「認知リソース」をできるだけ解放し、これを仕事自体に集中するということ
- 「記憶」「注意」「思考」をするために活用できる脳のリソースには限界があって、その限界を超えた量の内容を覚えておこうとしたり、意識させられたり、考えなければならなくなると、作業のパフォーマンスは脳の資源が足りないせいで極端に低下する。その容量のことを心理学では「認知リソース」と呼ぶ。
- 重要なのは「やるべきこと」をできるだけ減らすこと
- タスクリスト(やるべきこと)を減らすためには、まずこれらを分類すること。
- 今すぐやるべきこと
- あとですぐやるべきこと
- いつかやればいいこと
- 自分がやらなくてもかまわないこと
- タスク管理には"Remenber the Milk"が便利
- 「アフォーダンス」とは願望をうまく受け止めてくれるようなもの。「良い道具」とは、仕事をしようという気持ちをうまく救い上げてくれるツールでなければならない。
- 行動パターンを自力で変えることは非常に難しい。そういうときに「言葉の力」を借りるという方法もある。モチベーションを高めるために自己啓発本などを再読する。
ライフハックス鮮やかな仕事術―やる気と時間を生み出すアイディア (MYCOM新書)
- 作者: 佐々木正悟
- 出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ
- 発売日: 2006/12/01
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